水産用医薬品 水産用ワクチン

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 動物用医薬品

マリンジェンナー®レンサ1

 

ブリ属魚類のα溶血性レンサ球菌症不活化ワクチン

 

ブリ属魚類が対象なので、ブリ(ハマチ)の他にカンパチ・ヒラマサにも使用することが出来ます。

 内容量:100mL(1,000尾分)、500mL(5,000尾分)

■開発の経緯

2004年8月にブリ属魚類α溶血性レンサ球菌症不活化ワクチンの製造が承認され、2005年よりマリンジェンナー®レンサ1を販売することとなりました。

 これまでα溶血性レンサ球菌症(Lactococcicosis)はブリ属養殖の最重要疾病の一つであり、従来その治療には主に抗菌性薬剤に頼ってきました。しかし昨今では、耐性菌の増加や薬剤の残留による食の安全性が危惧されています。

 水産用ワクチンは抗菌性薬剤に比べて薬剤耐性菌が生じる可能性がなく、食品中への残留の心配もありません。さらに環境中に拡散しても生態系にほとんど影響しないなどのさまざまな長所をもっています。

 近年の水産用ワクチンの普及に伴い、魚病対策は「治療から予防へ」と認識が変わりつつあります。将来にわたり海産魚の安定的生産を確保していく上で、バイオ科学の水産用ワクチン、マリンジェンナー®レンサ1は海の環境保全、食の安全性、養殖経営の安定化の実現に大きな役割を果たすものと期待しております。

■成分及び分量

ワクチン(500mL)中

主 剤:Lactococcus garvieae BY1株

不活化菌体(不活化前菌数)…5×1011CFU以上

保存剤:ホルマリン…0.3vol%以下

溶 剤:リン酸緩衝食塩液…残量

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マリンジェンナーレンサ1添付文書
レンサ1.pdf
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